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2025.06.30 学会で“Park MICE”を取り入れた地域交流イベントを開催
MICEは、主催者・出展者・参加者などの消費⽀出を通じて、開催地に⼤きな経済波及効果をもたらす一方、地域住⺠との接点が少なく、
開催⾃体が知られないまま終了することもあります。
こうした課題を受けて、近年、地域資産の活用と相互交流を促し、参加者や地域住民の満足度向上を目指す”Park MICE” ※ を取り入れる主催者が増えています。
2025年3月に開催された第22回日本臨床腫瘍学会学術集会では、神戸国際会議場正面に広がる市民広場にて、Park MICEを取り入れた神戸ならではのイベントが開催されました。
会場では、神戸の郷土料理やお酒を提供し、ジャズ演奏を実施。
また、神戸学院大学の江田教授らポートアイランドの住民5名が地域の活性化を目指して立ち上げた「みなとじまブルワリー」のクラフトビール「ポートビア」も学会参加者に振舞われました。
さらに、Park MICEに加えて、神戸国際展示場では、手術支援ロボット操作や画像診断体験等、実際の医療機器を使って診断・治療・薬局の3分野を体験できるイベントを実施。
こどもから大人まで学びながら楽しむコンテンツが用意され、参加者数が1,302名に達するなど、多くの方が参加されました。
神戸コンベンションビューローは今後も参加者と市民が交流できるMICEの誘致に取り組んでまいります。

市民広場ライトアップの様子
*Park MICE・・・開催地の公園や広場など日常的な場所で地域住民と連携し、MICEへの参加意識を高めることで、住民の地域への誇りと愛着を醸成し、参加者には開催地への理解と親しみを深めてもらう取り組み
参考