Dynamic Cityイノベーティブな発想で未来への挑戦を続ける実験都市
自然と都市が調和した神戸では、持続可能な社会を目指した新しい事業が生まれています。近年では、神戸市独自のスタートアップ支援プログラムなどイノベーションを生み出す仕組みづくりに注力。さらに、新エネルギーなどの利用拡大による脱炭素化を図るなど、SDGsの実現にも取り組んでいます。
環境にやさしい次世代エネルギーの開発
深刻化を増す環境問題への取り組みとして、2018年、水素だけを使った発電による熱電供給実験を実施。市街地で、神戸国際展示場など複数の公共施設への供給に、世界ではじめて成功しました。さらに、水素の長距離運搬と貯蔵実験も進行中。日本で唯一WECP ※に加盟するエネルギー先進都市として、世界に貢献しています。
- ※World Energy Cities Partnership:世界の都市間で、エネルギー業界のサービスやノウハウを共有し、メンバー都市間の交流連携事業を行う。原則1国1都市が加盟
豊かな自然に囲まれた新たなビジネスエリア
六甲山上を豊かな自然のなかで新たな働き方・過ごし方を実現できる空間にしていくため、2020年より「六甲山上スマートシティ構想」が始動しました。山上に最先端テクノロジーを備えたビジネス拠点をつくり、シェアオフィスやコワーキングスペース、宿泊機能を備えた企業やクリエイターの交流拠点「ROKKONOMAD(ロコノマド)」も開設。時代に合わせた多様な働き方ができる場の創出に加えて、人口減少、高齢化などの社会課題を解決するためのプロジェクトも推進されています。
多様なスタートアップ支援プログラム
シリコンバレーを拠点とする500 Startups ※1と連携した起業家育成プログラムなど、近年、神戸市は国内外の注目を集める独自のスタートアップ支援施策を実施。その功績が認められ、2020 年には、国連プロジェクトサービス機関(UNOPS)のインキュベーション施設であるGIC Japan ※2の誘致にも成功。SDGsの課題解決に向けた取り組みが進められています。
- ※1世界50カ国1,500社以上を支援する、世界で有数のアクティブなスタートアップ投資ファンド
- ※2国連が世界15カ所に設置を進めるイノベーション拠点。世界中のスタートアップが集い、SDGs 達成につながる技術やサービスの創出を目指す。2020年11月、世界で3 番目、アジアでは初の拠点として神戸に設立