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2023.11.01 神戸で開催されたMICEに関する調査レポートを発表
(一財)神戸観光局・神戸コンベンションビューローでは、神戸市内で開催されたMICE※1の数を把握するため、2017年より市内28施設の協力を得て調査をスタートしました。
MICEの中でも特に、I(インセティブ旅行)とM(企業ミーティング)は企業活動の一環として行われるため統計データに乏しく、実態の把握が難しいとされる中、市内施設の協力により6年間で約1万7,000件のデータを集めることができました。
2013年に神戸市が観光庁の「グローバルMICE都市※2」に選定されて10年目の節目に、そのデータを用いてコロナ禍前後の市内MICEの開催状況を分析。神戸MICEの特徴とその重要性についての調査レポートを作成しました。
MICE誘致賛同企業へ結果を共有し、今後の神戸MICE誘致に活用して参ります。
※1 MICE(マイス):Meeting、Incentive Travel、Convention、Exhibition/Eventの頭文字を取ったビジネスイベントの総称
※2 日本のMICE誘致競争を牽引することができる実力ある都市を育成するため、観光庁が2013年に「グローバルMICE都市」を7都市選定し、MICE誘致力向上のための支援事業を実施。現在は12都市に拡大。
■神戸におけるMICEの歩み
1982年 ― 「神戸ポートアイランド博覧会」を機に神戸市が日本初の「コンベンション都市宣言」を行う
2013年 ― 神戸市が観光庁より「グローバルMICE都市」として選定される
2017年 ― さらなる競争力向上を目的に市内で開催されているMICEの実態調査をスタート
【調査方法】
調査期間:2017年4月~2023年3月(6年間)、毎月末にアンケート調査を実施
対象施設:市内MICE施設 28箇所
(公共施設7箇所、ホテル11箇所、その他10箇所)
【調査内容】
上記調査で収集した1万7166件のデータを用いて、以下8つの内容について傾向を分析しました。
①開催件数の推移
②参加者数の推移
③開催時期の傾向
④開催曜日の傾向
⑤M/I/C/E別開催件数と割合
⑥M/I/C/E別参加者数と割合
⑦M/I/C/E別大型MICEの開催件数と期間
⑧大型コンベンションの現地参加率
【調査結果のハイライト】
・開催件数の年次推移:神戸市で年間約4,000件のMICEが開催
・参加者数の年次推移:コロナ禍前は年間平均で130万人以上が神戸市を訪れていた
・大型コンベンションの現地参加率:コロナ禍中の1~2割から約7割まで回復
・開催時期・曜日の傾向:観光のピークを外す時期にMICEが開催、特に平日が多い
・大型MICE開催状況:コンベンションが最も件数が多く、期間も長い
資料の閲覧は以下より↓
「数字で見る神戸MICE」 「神戸で開催されたMICEに関する調査レポート」